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仏作文の添削とメモ 「働く女性の結婚感」 「森林との共生」 [仏作文力養成]

今週はシリーズものの読書(和書)にはまって、すっかり休んでしまった。
ようやく読み終えたので、再開しよ。

添削していただいたので、その内容とメモ。 前回の記事

第1題
自分より若い男と結婚するのが、働く女性の間で最近流行っている。ナイーブで、威張り散らすこともなく、進んで家事を手伝ってくれるというのが彼女らが挙げる理由の一つである。

Ces derniers temps, chez les femmes au travail, un style de vie est populaire: c'est de se marier avec un homme plus jeune qu'elles-même. L'une des raisons pour lesquelles elles choisissent ce mariage est que les hommes moins agés sont souples et pas arrogants, et puis qu'ils participent volontiers aux travaux ménagers.

意味は大体通じていますとのこと。
実際、考えすぎて、わざわざ複雑にしている部分が多かったみたい。

Ces derniers temps, chez les femmes actives, il est à la mode de se marier avec un homme plus jeune qu'elles. L'une des raisons pour lesquelles elles font ce choix est que les hommes moins agés sont souples, pas arrogants, et participent volontiers aux travaux ménagers.


les femmes au travail → les femmes actives 
働く女性の意味で後者がよく使われているとのこと。
ただ、私の表現もTV5かなんかで見たもののパクリではある。

「流行っている」で私が思いついたのは、3つ。
être populaire
être à la mode
être en vogue
選んだのは、populaireだったけど、これは人間にたいして使うのが普通とのこと。
「人気がある」というところが意味になるのだろう。
être à la mode が一番妥当でしょうとのこと。

構文としては、il est 形容詞(句) de inf... で十分通じる。
つまり、下手な小細工はしない方が良いってことだね。

最初の一文の他の例
Ces derniers temps, un nombre croissant de femmes actives se marient avec un homme moins âgé qu'elles.
最近、年下の男性と結婚する働く女性が増えています。
かなりすっきりだけど、これで十分意味は通じてる。
日本語に引きずられず、フランス語らしさを追求する方向のが大事ってこと。

elles choisissent ce mariage  フランス語としては変なのだそうだ。
elles font ce choix  こう変えてはどうかというアドバイス。

「彼らは、ナイーヴで、傲慢でなく、家事の手伝いをすすんでしてくれる。」
この部分は、Il est A, B, et C. の形でまとめるとすっきりする。
Ils sont souples, pas arrogants, et participent volontiers aux travaux ménagers.
Ils sont souples, pas arrogants, et prêts à participier aux travaux ménagers.

この文のナイーヴには、添削してくれたネィティヴの方からも
soupleが最適な訳でしょうということになりましたとのコメント。
うれしい~。考え抜いた甲斐があった~。調べたときの記事
他には、sensible 感受性が強い、敏感な なども良い。
naîfは、やはりかなりネガティブなイメージで、頭働いてないってイメージらしい。

「彼女らが挙げる理由の一つである」 の部分は、私のように最初に提示しなくても、
..., sont autant de raisons qu'elles évoquent.
..., leur sont autant de raisons.
理由を列挙して、これが理由ですとくっつけることもできるとのこと。


第2題
人間は今まで森林と調和を保って暮らしてきたが、いまや状況は急速に変わりつつある。事実、地球上から森林が姿を消すにつれて、気候は深刻な影響を受け、飢餓人口が増えている。

Jusqu’à une période très récente, les humains vivaient en harmonie avec les fôrets. Mais, à présent, nos circonstances continuent de changer rapidement. En effet, au fur et à mesure que les fôrets disparaissent sur la Terre, cela exerce une grave influence sur le climat et le nombre des personnes souffrant de la faim augmente.


青字 自分で見つけた間違いを修正した部分
la clima → le climat  la clim は空調、la climatisation の略。しばしば取り違えてる。
la terre → la Terre  地球の意味では、大文字で書く。

こちらは間違いが少なかった。
こういう論説的な方がどこかで見かけた記憶のある表現が使いやすいせいかと思う。

Jusqu’à une période très récente, les humains ont vécu en harmonie avec les fôrets. Mais, à présent, nos situations changent rapidement. En effet, au fur et à mesure que les fôrets disparaissent sur la Terre, cela exerce une grave influence sur le climat et le nombre des personnes souffrant de la faim augmente.

今まで → Jusqu’à une période très récente  
~と調和している → en harmonie avec
~するにつれて  → au fur et à mesure que
飢餓に苦しむ人々  → personnes souffrant de la faim
このあたりは最近読んでいた記事からのパクリ。

~な影響を与える  → exercer une influence 形容詞
~が増えている  → le nombe de 定冠詞名詞 augmente
この2つは仏作文講座で習ったこと。

ま、オリジナルな部分がなければないほどフランス語っぽくなるってのが現実だってことだな。
パクるときにはいつもその意味が本当に日本語と等価になっているのかが悩むのだけど、
とくに、au fur et à mesure queを使うのは初めてなので、相当悩んだけど、よかったようだ。

以下、添削部分のメモ
vivaient → ont vécu  よくよく考えればそうなのよ。
                期間が定まっている過去の話だから、複合過去だよorz

nos circonstances → nos situations
実は最近覚えた単語を使いたかっただけ。
先生によれば、les circonstances de ... のように、限定された状況に使うらしい。
どうやら抽象的な状態を指すわけではなく、限定された個々の一場面を指すようだ。
situation はより広い意味で使うことが出来るようで、
プチロワでも、立場、地位、政治・社会などの情勢、(地理的な)位置など 意味に広がりがある
ここの「状況」は抽象的な意味が大きいので、situationの方が良い。
先生に正しいのかどうか聞くの忘れてたけど、自分が複数にしたのは、
いろんな立ち位置からの状況が存在するはずだからと思ったから。
でも、添削してもらっていたら、単数でも問題なさそうな感じだった。

continuent de changer rapidement  → changent rapidement
つまり、『~しつつある』を訳そうとして苦労しているわけ。
「これって、アスペクトですよね。」と確認したところ、
「そうです。」とのこと。
で、アスペクトで悩んだときは『無視する』のが手っ取り早い解決法とのこと。
これが今回のレッスンでの最大のポイントかも!

évoluer  1.進展する、進行する、変わる、2.進化する、発展する、発達する、3.動き回る
changerの代わりに使える動詞で覚えておくと便利とのこと。
英語の evolution のためか進化のイメージが日本人には2の意味で思いがちだけれど、
フランス人は事態が進むという意味で使うことが多いとのこと、
この文章では「しつつある」という意味にもあっているとのこと。

en voie de inf/無冠詞名詞  ~の中にある、~しつつある  これも使えるとのこと。
animal en voie d'extinction    絶滅の危機にある動物
Il est en voie de devenir un grand écrivain.  彼は大作家への道を歩んでいる
une voie  交通路、線路、車線、道路、道、進路、手段

être en train de inf   ~している最中である ってのもあるけど、
これは、本当にその時に行動している時のことにしか使えない。
train と voie の意味をちょっと考えれば分かりやすいね。

en effet
「実際」とか、「事実」とか日本語であるときにはいつも迷ってしまう。
まだ直観的には出来ないから、辞書で確認していることを先生に言ったら、
「確認しているということは、違いがあると分かってるとわけですから大丈夫です」って。
先生はいつも優しいなぁ。
まあ、私の場合フランス語が生活に直結しているわけではないので、
スパルタしても仕方ないと思っての言葉としても、その配慮そのものはありがたいことだ。
プチロワによると、
en effet  前の文章で述べたことの理由・根拠が続く  
en fait   先に述べたことに対立する内容が続く 
de fait   先に述べたことと一致する内容が続く
今回の文章はen effetのパターンにあてはまる。わけで、私も正しいものが選べた。

personnes souffrant de la faim
ここの後半は現在分詞での修飾になっているので、性数一致はさせてない。
実は、辞書には形容詞としてのsouffirantも載っている。
この単語が現在分詞なのか、形容詞化しているのか私に不明だけど、
私が読んだ文章には一致させてなかったから私もパクッたというのが実情。
迷った時はネィティブ表現に従えというのも大原則。
先生に尋ねてみたら、ここは現在分詞で使われているので、一致なしでいいとのこと。
逆に、形容詞化途中で現在分詞なのに一致させるものもあるらしい。


以下、参考に先生が書いた作文を上げておく。
En effet, la disparition progressive des forêts sur la Terre entraîne un profond changement climatique ainsi que la faim chez de plus en plus de personnes.

カッコいい~。この主語は私には立てらないけど、でも、格の高さは分かる。
「主語に何を立てるのかがフランス語では重要ってことです」と先生も言われていた。
先生、DALF C2を受験されたとこのとですが、ほぼ満点合格されたそうだ。
きっと、格調高いフランス語オンパレードだったのだろうな。
それでもまだ悩むことあるというのだから、私ごときが悩みだらけでも当然だわ。
悩んでこそ勉強になるってもので、がんばろ!

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