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TCF 初受験報告 [DELF関連]

仏検の要求する方向性にはついていく気のない私だが、
何かしらの負荷をかけないと勉強に弾みがつかないので、こっそりとTCFを受けてきた。
て、ここに書いたら、こっそりではないが…(苦笑)

受験日は、仏検の一週間前。
仏検が終わってから記事を公開の予定で、とりあえず記録。

TCFは、たぶんTOEICみたいなもの。←TOEICを受けたことないんで推測。

どんなものか知りたい人は、こちらを見てみるとわかります。
 DELFDALF.JPのTCFの説明
 Test de connaissance du français
 TV5MONDEサイト上の練習問題

問題形式を知りたかっただけなので、私はちょっとだけ見たくらい。

今回の目的は現状の判定とわりきって、受験対策らしいことはせず、
DELF A2の時と同様に、素の状態で受験。

受験料は会場ごとに違っている。日本国内でも料金が違っていたりする。
さらに、文書作成と口頭表現は、オプション試験で別料金。
全部受けると受験料がめちゃくちゃ高くなるんで、オプションは本当に必要な人しか受けないと思う。
もちろん、わたしは必須試験しか受けてない。

ここから当日のお話。

まず、会場の様子。 地方の会場なので、受験者は10名ちょっとと少ない。
しかし、男性が多かった。半分男性と言ってもいいくらい。
そもそもTCFをわざわざ受けに来るというということは、
仕事や留学がらみなのでしょう。 レベルチェック希望の好事家は私だけかなぁ? 

筆記具は黒のボールペン限定。青はダメだそう。
席は自由。DELFと一緒で、早い者順でお好きな場所に座れるw
音が聞こえる席に座りたいから、前の方に座った。

試験時間は90分、80題4択
聴解30題、文法20題、読解30題 699点満点らしい。
聴解問題が初めにあり、25分程度。残りは自由に解答可。

問題は、めちゃ簡単なものからめちゃ難しいものまである。
私の今回の目標点数はB1レベル相当の300~400点の間。
つまるところ、80問中40問、5割目標。

いよいよ試験開始。

最初に聴解問題がある。25分くらい。
一度しか聞けないので、うかうかしていると次の問題を聞き逃してしまう。
問題はパターンごとに並んでおり、難易度が簡単から難解になっていき、
4~5題して、次のパターンに入ると、また簡単な問題になる。

後で気が付いたのだが、この難度の変化の波がかなり曲者なのだった。
難度の高い問題がわからないので、勘が鈍って、簡単な問題でも混乱しきりorz
聴解問題が終わった時点で、フランス語脳は完全活動停止状態になる。
はっきり言って、今回の聴解は惨敗と思う。

次の文法問題でも、このフランス語脳の低下を引きずってしまい、
接続法や話法の問題くらいまでは何とか答えを引き出したかったのだけど、
微妙な選択肢を並べられると、どんどん自信がなくなってくる。

さらに、読解に入ると、文章の量が多い。1題1分でこなせる量ではない。
難しい内容だと、設問や選択肢すら理解不能になるし、
フランス語脳の活動性は、極限まで低下…。

そんな感じで、残り40分くらいのところで追い込まれて、
「このままではいかん!」と少しテストから顔を上げて、リラックスタイム。

最難度の問題に気を取られて、簡単なフランス語も頭に入らなくなっていることに気が付く。
冷静に考えて、どうせ半分は分からない問題なんだから、
分かる問題だけやればいいのではと思うに至る。
     ↑
こんな当たり前のことに気づかないなんて、ここまでどれだけテンパっていたのか。
この経験が出来ただけでも、受験しに行った価値があったと思う。

気分一新して、まずはさら~っと冊子をめくって、読解問題の難易度をチャック。
そのチャックに従って簡単なものから順に取り組むことに決め、再開。

分かる問題だけやっていると、フランス語脳がすこし活動を始めたのか、
ちょっと難しいかなと感じた問題も推測がきくようになったけど、
今度は、設問が4択から2択まで選べるが、残りの2つからが選びきれない。
仏検の戦法で攻め抜いたけど苦戦しきり。
5割という目標まで到達しているだろうか…。

試験のシステムに関しては、要領がわかったので、
次回はもう少し冷静に取り組めると思う。

聴解は一度でしっかりと聞く練習をしなくてはいけないな。
いつも音源を何回も繰り返し聞いているので、一回目で聞けている内容が少ないみたい。
仏検講座での聴解問題でも同じことを感じたしなぁ。

文法の問題は練習問題ををある程度すれば、8割くらいは取れるかも…。
というのは、単語を知らずとも文法規則だけで解答選べる問題が多いような気がするから。

読解は、一題に充てる時間が少ないのに、読む量が多い。
全然必要とされている、読解スピードには足りないのと自覚。
聴解と一緒で、一回でさっと入る分量が少ないんだと思う。

結局のところ、学習の圧倒的な量不足なんだよね。
良く考えればわかるけど、ぱっと判断できることが少ないのだと思う。
もっと反射的にわかるようになるものを増やさないとダメなのだろうな。

ともかく、手探りで受けた初めてのTCFはこんな感じ。
今回は、なにより自分のテンパりっぷり、これが面白かった。
普段の生活では、ほとんどテンパることがなくなっているからなぁ。

次は来春。今度は、DELF B1を受けようと思う。
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