バゲットの消費は低下傾向… [フランス語を読む]
今日はネットで見かけた記事を読んで、ちょっと訳してみた。
Les Français de moins en moins accros à la baguette
直訳すると、「だんだん減るバゲット中毒のフランス人」 すごいタイトルやな…。
以下、私の訳。直訳ではなく、意訳している。
バゲットを食べなくなっているフランス人
バゲットはフランスやフランス人をイメージするときに外せないアイテムですが、今やフランス人のパンの消費は1970年に比べ半分となりました。
フランスの食卓にバゲットの居場所はなくなってしまったのでしょうか? バゲットは「フランス風」の食事の象徴ですが、フランス人にあまり好まれなくなっているようです。Credocの2010年の調査によれば97.6%のフランス人がバゲットを食べてはいますが、常食としていない人が増えています。Ifopの調査では、フランス人一人が一日に食べるバゲットは1970年代にはほぼ1本だったのに対し、今では半分にすぎません。20世紀の初めには一日3本も食べていたというのに!
年間販売量は年100億本
この調査を受けて、Observatoire du painが動きだすことをなりました。6月26日、「こんにちは、君、パンを食べた? (coucou, tu as pris le pain?) 」キャンペーンを打ちました。パン製品の人気回復を図るのが目的で、フランス中の130以上の市町村でこの言葉がパンを入れる袋に書かれています。しかし、同じIfopの調査によれば、今でもパンは主食の中心です。統計ではパンを一日4回(間食を含む)パンを食べる人が19%、3回の人が41%、2回の人は23%、1回のみの人が12%となっています。なので、本当のところ製パン業界に心配はあるのでしょうか? フランスでは年間100億本もバゲットが売られていて、しかも、この数にはバゲット以外の名前で売られてるパンは含んでいないのですから。
パンに関する年中行事やイベント
パンをもっと好きになってもらうために、フランスでは数々のイベントが企画されています。1996年から、5月の聖オノーレ(パン屋の聖人)の日を、パンの日にしました。他にも、パリで一番おいしいバゲットが毎年選ばれ、優勝者は一年間エリゼ宮にパンを納入する権利を得るのです。
accro accrochéの略 麻薬中毒の(患者)、(比喩的に)中毒の(人)
Je suis accro au manga.
Je suis un accro du manga.
imaginaire 想像上の、架空の、 n 想像の産物、架空のもの、想像界(??)
collectif, ve 集団の、団体の、共同の、
l'imaginaire collectif
à la française フランス風の
priser (文)高く評価する prixの関連語
tricolore 三色旗
par les tricolores ← フランス人をさしている様子
une étude 勉強、学業、研究、研究論文、調査、検討
le Credoc
centre de recherche pour l'étude et l'observation des conditions de vie
l'Ifop
Institut francais d'opinion publique
Observatoire du pain
un constat 調書、証明書、確認、確認事項、総括
face à ~に面して、~に直面して
Observatoire 観測所、天文台、気象台、監視所
sachet de pain パンを入れる紙袋だと思う
une commune コミューン、自治体 (フランスの最少行政単位) 市・町・村に相当
un regain 回復、復活 ← リゲインだすな。
regagner (失ったものを)取り戻す、回復する
avoir pour but de inf ~するのが目的である
malgré tout 是が非でも、それでもなお、やはり
se faire du souci pour qn/qc (~のことを)心配する
déclinaison 語尾変化、曲用
remporter 持ち帰る、勝ち取る、獲得する
日本のご飯の消費量が落ちているように、
フランスでもフランスパンの消費は低下をたどっているようだ。
パンが主食というが、一日にパンを食べるのが一回未満の人が5%いるようだ。
20人に1人か…。その人は何を主食にしているのだろう?
それでも、この記事は、パン屋が心配するほどパンの消費の低下を心配していない様子。
まぁ、ファストフードによる食の破壊でなくて、
文化の多様化による食の多様化が進んでいるなら、問題ないのではと私は思うけど。
みなさん、いかがでしょうか?
Les Français de moins en moins accros à la baguette
直訳すると、「だんだん減るバゲット中毒のフランス人」 すごいタイトルやな…。
以下、私の訳。直訳ではなく、意訳している。
バゲットを食べなくなっているフランス人
バゲットはフランスやフランス人をイメージするときに外せないアイテムですが、今やフランス人のパンの消費は1970年に比べ半分となりました。
フランスの食卓にバゲットの居場所はなくなってしまったのでしょうか? バゲットは「フランス風」の食事の象徴ですが、フランス人にあまり好まれなくなっているようです。Credocの2010年の調査によれば97.6%のフランス人がバゲットを食べてはいますが、常食としていない人が増えています。Ifopの調査では、フランス人一人が一日に食べるバゲットは1970年代にはほぼ1本だったのに対し、今では半分にすぎません。20世紀の初めには一日3本も食べていたというのに!
年間販売量は年100億本
この調査を受けて、Observatoire du painが動きだすことをなりました。6月26日、「こんにちは、君、パンを食べた? (coucou, tu as pris le pain?) 」キャンペーンを打ちました。パン製品の人気回復を図るのが目的で、フランス中の130以上の市町村でこの言葉がパンを入れる袋に書かれています。しかし、同じIfopの調査によれば、今でもパンは主食の中心です。統計ではパンを一日4回(間食を含む)パンを食べる人が19%、3回の人が41%、2回の人は23%、1回のみの人が12%となっています。なので、本当のところ製パン業界に心配はあるのでしょうか? フランスでは年間100億本もバゲットが売られていて、しかも、この数にはバゲット以外の名前で売られてるパンは含んでいないのですから。
パンに関する年中行事やイベント
パンをもっと好きになってもらうために、フランスでは数々のイベントが企画されています。1996年から、5月の聖オノーレ(パン屋の聖人)の日を、パンの日にしました。他にも、パリで一番おいしいバゲットが毎年選ばれ、優勝者は一年間エリゼ宮にパンを納入する権利を得るのです。
accro accrochéの略 麻薬中毒の(患者)、(比喩的に)中毒の(人)
Je suis accro au manga.
Je suis un accro du manga.
imaginaire 想像上の、架空の、 n 想像の産物、架空のもの、想像界(??)
collectif, ve 集団の、団体の、共同の、
l'imaginaire collectif
à la française フランス風の
priser (文)高く評価する prixの関連語
tricolore 三色旗
par les tricolores ← フランス人をさしている様子
une étude 勉強、学業、研究、研究論文、調査、検討
le Credoc
centre de recherche pour l'étude et l'observation des conditions de vie
l'Ifop
Institut francais d'opinion publique
Observatoire du pain
un constat 調書、証明書、確認、確認事項、総括
face à ~に面して、~に直面して
Observatoire 観測所、天文台、気象台、監視所
sachet de pain パンを入れる紙袋だと思う
une commune コミューン、自治体 (フランスの最少行政単位) 市・町・村に相当
un regain 回復、復活 ← リゲインだすな。
regagner (失ったものを)取り戻す、回復する
avoir pour but de inf ~するのが目的である
malgré tout 是が非でも、それでもなお、やはり
se faire du souci pour qn/qc (~のことを)心配する
déclinaison 語尾変化、曲用
remporter 持ち帰る、勝ち取る、獲得する
日本のご飯の消費量が落ちているように、
フランスでもフランスパンの消費は低下をたどっているようだ。
パンが主食というが、一日にパンを食べるのが一回未満の人が5%いるようだ。
20人に1人か…。その人は何を主食にしているのだろう?
それでも、この記事は、パン屋が心配するほどパンの消費の低下を心配していない様子。
まぁ、ファストフードによる食の破壊でなくて、
文化の多様化による食の多様化が進んでいるなら、問題ないのではと私は思うけど。
みなさん、いかがでしょうか?